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社内表彰のユニークなアイデア10選│取り組み事例や選考基準を紹介

自社独自の制度で社員を表彰する社内表彰。社員のモチベーションアップや人材定着などに繋がることから、さまざまな企業で導入されています。しかし、自社で新たに社内表彰に取り組もうとしても、なかなか良いアイデアが思い付かない、とお悩みではないでしょうか。

そこで今回は、社内表彰のユニークなアイデア10選や社内表彰の取り組み事例6選を紹介します。さらに、社内表彰の選考基準、取り組む際に気を付けるポイントまで解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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社内表彰制度とは

社内表彰制度とは、従業員の成果や功績を讃える制度のことです。労働基準法のような法律で定められた制度ではなく、企業が独自で自由に定めている制度であり、企業ごとにさまざまな社内表彰制度が運用されています。

社内表彰制度のメリット

企業が社内表彰制度を導入することで、主に以下のようなメリットに繋がります。

  • より多くの従業員を評価することで、モチベーションの向上や人材流出の防止となる
  • 企業が求める“努力の方向性”を提示することで、社内人材の育成に繋がる
  • 仕事の成果以外に、仕事のプロセスにも着目し評価することで、従業員のモチベーション維持に繋がる
  • 部署・部門ごとに公平な評価を与えられる

以上のことから、昨今ではさまざまな企業が社内表彰制度に注目し、運用・導入を試みています。

社内表彰のユニークなアイデア10選

多くの企業が導入している社内表彰制度としては、「新人賞」「永年勤続表彰」「営業成績TOP賞」などが挙げられます。どの制度も従業員のモチベーション向上には効果的ですが、毎年同様の表彰が続いてしまうとマンネリ化が起きることも考えられます。

そこで自社ならではのユニークな表彰制度を導入し、マンネリ化の防止や従業員のさらなるモチベーション向上に繋げてみてはいかがでしょうか。ここでは、社内表彰制度に使えるユニークなアイデア10選を紹介します。

 

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1.失敗を表彰

仕事で失敗してしまった従業員や、失敗した回数の多い従業員を表彰します。

どんな人でも、仕事をしていれば必ず失敗はしてしまうもの。失敗を後悔だけで終わらせるのではなく、成長するためのステップアップとして捉えられるように表彰することで、従業員の気持ちのリフレッシュに繋がります

2.笑顔が素敵な従業員を表彰

笑顔が素敵な従業員を表彰します。職場環境が常に笑顔が絶えないような明るい雰囲気になることは、それだけでメンバー同士の交流が活発になったり、風通しが良くなったりします。

数字や成果としては見え難い部分ですが、社内の職場環境に良い影響を与えている従業員を表彰することは、職場環境の改善にも効果が期待できるでしょう。

3.新人教育で活躍した従業員を表彰

新入社員を対象とした「新人賞」ではなく、新人を教育する係で活躍した従業員を表彰します

新人教育を担当する従業員は、自身の日々の業務に加えて新人の教育をしなければならないため、多くの時間や労力が必要です。教育担当の頑張りを表彰することで、モチベーションの向上や社内人材の教育に効果的といえるでしょう。

4.褒め上手な従業員を表彰

チームメンバーを褒めることが上手な従業員を表彰します。「仕事が丁寧で早い」「しっかりと連絡をしてくれる」など、褒める内容自体は何でも構いません。褒められた側はもちろんのこと、褒めた側も表彰されることでモチベーションの向上に効果が期待できるでしょう。

5.サンクスカード(ピアボーナス制度)

一部の企業では、他のメンバーへお礼を伝える「サンクスカード」や、従業員同士で感謝を送り合う「ピアボーナス制度」などの取り組みが導入されています。従業員同士がお礼や感謝の気持ちを介してコミュニケーションを取り合うことで、信頼関係の構築や相互理解の促進に繋がります

このような制度を応用することで、社内表彰としても活用できます。たとえば「毎月に受け取ったサンクスカードの枚数が1番多い従業員を表彰する」というようなユニークなアイデアであれば、メンバー同士のコミュニケーションの促進に繋がるでしょう。

6.顧客からの評価が高い従業員を表彰

顧客から評価を得た、あるいは褒められた従業員を表彰します。特に営業職や接客業、受付事務などの仕事は、日々たくさんの顧客と関わっています。

「従業員の誰かが褒められるのを見た・聞いた」「意見箱やアンケートで従業員を褒めるコメントがあった」など、顧客から評価を得た従業員を表彰することで、モチベーションの向上に効果的です。

7.整理整頓ができている従業員を表彰

デスクや荷物置き場など、身の回りの整理整頓が上手な従業員を表彰します。オフィス内が整理整頓されていれば、清潔感のある中で気持ちよく仕事に取り組めます。

一方で、物が散らかっていると業務の効率も下がり、衛生面にも悪影響が出るかもしれません。身の回りの整理整頓であれば誰でも気軽に取り組めるもの。ユニークな社内表彰制度として導入しやすいアイデアです。

8.チャレンジ回数の多い従業員を表彰

成功・失敗を問わず、チャレンジ回数の多い従業員を表彰します。

たとえば、「新規で5件営業訪問を行った」「社内で新たなプロジェクトを立ち上げた」などのように、日々の業務の中で新たにチャレンジした回数の多い従業員を表彰します。

このような賞を設けることで、チャレンジした従業員はさらなるモチベーションの向上に繋がり、他の社員は「今後はもっとチャレンジしていこう」と意欲を掻き立てる効果が期待できるでしょう。

9.レスポンスが早い従業員を表彰

電話やメール、直接の報告など、あらゆる業務でレスポンスが早いことは、従業員を評価するポイントのひとつです。連絡や報告のレスポンスが早い従業員を表彰することで、従業員の可視化しにくい頑張りを評価でき、モチベーションの向上にも効果が見込めます。

また、社内全体としてレスポンスを早く行う習慣を身に付けることにもなり、生産性の向上やミスの防止にも繋がるでしょう。

10.毎月小さな社内表彰式を行う

社内表彰というと、半年~1年に1回の頻度で行う印象が強いかもしれません。しかし、社内表彰制度は自社独自で定められる制度であり、開催の回数に制限はありません。

そのため、毎月定期的に実施しているミーティングなどで、その月ごとに表彰の内容を変えて社内表彰式を行う、というユニークな取り組みも可能です。

毎月異なる表彰内容を定めることで、すべての従業員が“仕事を頑張れば表彰を受けられるチャンス”は増え、従業員のモチベーション向上に繋がります。また、表彰内容のマンネリ化を防ぐことにも効果的です。ユニークなアイデアを、社内全体を巻き込みながら考えてみるのもおすすめです。

社内表彰の取り組み事例6選

実際にどのような社内表彰の取り組みが行われているのでしょうか。ここでは、6つの企業における社内表彰の取り組み事例を紹介します。

1.LAWSON

大手コンビニチェーンのLAWSONでは、全部署の従業員を対象に表彰する「LAWSON Challenge Award(ローソン・チャレンジ大賞)」を実施しています。2018年から導入されたこの制度では、1年間での「仕事の創意工夫」「業務改善」「新たなアイデアの実行」をまとめて発表・表彰します。

2022年度では全国から149件の応募が集まり、全社として積極的に取り組まれている社内表彰です。

2.楽天グループ

大手通信企業の楽天グループでは、入社1年目を対象とした社内表彰制度「楽天新人賞」に取り組んでいます。こちらは月に一度、会社に貢献した従業員を朝会で発表・表彰する制度であり、グループ内のすべての部署が対象です。

若手のうちから活躍し、評価されるような職場環境を整えることで、従業員のさらなるモチベーション向上に繋げています。

ONE COMPATH

凸版印刷株式会社のグループ会社である「株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)」では、当社が求める人物像である「当事者意識を持って挑戦し続ける人」を表彰する制度に取り組んでいます。

選考基準は“当事者意識を持って挑戦し続けたかどうか”。半期に一度、CXO(役職者)が従業員を選任します。

自社の企業ミッションやビジョンをそのまま社内表彰に関連させた取り組みであり、社内人材の育成に効果的といえるでしょう。

WonderSpace

Webマーケティング支援を手掛ける株式会社WonderSpaceでは、月に一度、従業員自身の理念体現とその成果を自己推薦し、マネジャー陣が表彰者を決める「MVI表彰:Most Variable IKINAHITO」と、読んだ本と、本から得た学び・感想をシェアした回数を表彰する「月間図書部表彰」に取り組んでいます。

前者は自社の理念浸透や人材育成に繋がり、後者はユニークながら学びを得られるような社内表彰です。複数の社内表彰を並行して取り組むことで、より多くの従業員が表彰されるチャンスを得られるため、従業員のモチベーション向上にも効果が期待できます。

太陽パーツ

機械部品など設計・製造を手掛ける太陽パーツ株式会社では、失敗した人を表彰する「大失敗賞」に取り組んでいます。メディアにも取り上げられたこの社内表彰では、半期に一度、“チャレンジをして失敗したが、ノウハウは残した従業員”を表彰します。

失敗して怒るよりも、激励した方が従業員のモチベーション向上に繋がる」という考えのもとで設立され、表彰者には表彰状と金一封が渡されます。失敗を前向きにと捉えて、次に繋がるように後押しするような、ユニークな取り組みといえるでしょう。

大王製作所

キーホルダーやキャラクターグッズの製造販売を手掛ける株式会社大王製作所では、「イベントに貢献した賞」「年間ありがとう賞」「整理整頓賞」などのさまざまな社内表彰に取り組んでいます。

受賞者には、当社オリジナルのアクリルマルチスタンドを記念品として贈呈。アクリルスタンド(小)を5つ集めることで、アクリルマルチスタンド(大)1つと交換できるルールがあり、従業員はスタンドを集める楽しさを味わいながらも、社内表彰に向けて業務に取り組めるような工夫がされています。

社内表彰そのものに加えて、自社オリジナルのオプション要素を加えることで、従業員の継続的な頑張りを評価できる取り組みです。

社内表彰の選考基準

ここまでさまざまな社内表彰について紹介をしましたが、現時点ではまだ社内表彰自体を導入していない企業の担当者の方もいらっしゃるでしょう。以下ではこれから社内表彰の導入を検討している方に向けて、一般的な社内表彰の選考基準を解説します。

企業理念に沿った内容にする

上述したように、社内表彰制度は自社独自の制度です。そのため、自社の企業理念やビジョン・ミッション・バリューなどに沿った表彰内容にすることは欠かせないポイント。

企業理念やビジョン・ミッション・バリューに沿った内容を定めることで、自社が求める人材、自社で活躍できる人材の育成に繋がります。また、帰属意識を高めることで、人材流出を防止することにも効果が期待できるでしょう。

公平性・透明性を担保する

自社独自の制度であっても、公平性や透明性は担保しなければなりません。そのため、表彰の内容はもちろんのこと、どのような評価ポイントが定められているのかを従業員へは明確に提示しましょう。

実際に表彰する際には、表彰を決定付ける具体的な事例を紹介すると、他の従業員も表彰内容のイメージがしやすくなり、次のアクションへと繋げやすくなります。

社風・職場環境に合う内容にする

社内表彰の内容は、社風・職場環境に合う内容を選びましょう。たとえば、リモートワーク中心の職場において「オフィスのデスク周りの整理整頓ができている従業員を表彰」という内容より、「レスポンスの早い従業員を表彰」のほうが職場環境にマッチしているといえます。

加えて、特に営業職などの競争意識が高い職場では、社内表彰制度がかえって競争心を悪化させてしまう恐れも考えられます。そのため社内表彰の内容は、社風や職場環境に沿った内容を検討し、あくまでも従業員のモチベーション向上、社内人材の育成という目的で導入することが望ましいでしょう。

社内表彰の取り組みで気を付けるポイント

従業員のモチベーションの向上や人材育成などに効果的な社内表彰ですが、取り組み方を間違えてしまうと、かえって従業員へマイナスな影響を与えてしまいます。新たに社内表彰を導入する際には、これから紹介する「社内表彰の取り組みで気を付けるポイント」をしっかりと把握しておきましょう。

導入目的は明確にする

社内表彰を導入する目的は明確しましょう。目的が明確になっていないと、評価内容が曖昧になったり、そもそも社内表彰の取り組みが継続しなかったりしてしまいます。

「従業員のモチベーションを向上させる」「社内コミュニケーションの活性化を目指す」などのように目的を決めて、それに沿って表彰内容や評価基準などを定めていきましょう。

導入・管理にはコストがかかる

社内表彰の導入・管理には、ある程度の維持コストが発生します。

たとえば、半期に1回、社内表彰を開催するとしても、6ヶ月間における各従業員のアクションや評価をまとめて、その中から表彰に値する従業員を選定しなければなりません。

従業員を評価するためにはある程度の労力や費用が発生してしまうため、それらのコストに見合った結果が得られないと、業務の生産性が低下してしまう恐れがあります。

評価を誤るとモチベーションの低下に繋がる

一方が優遇されるような評価基準や、従業員が納得できない評価基準が定められていると、かえって従業員のモチベーションを低下させてしまう可能性があります。そのため、社内表彰は必ず公平性を保ち、その評価項目は必ず全従業員に周知することは欠かせません。

また、部署・部門によって評価に差が出てしまう恐れがある場合には、部署・部門ごとに最適な社内表彰を設定すると、より公平な評価ができます。

チームビルディングを意識する

社内表彰は、従業員各々のモチベーションを向上させる以外に、チームとしての成果・功績を評価することにも活用できます。

たとえば、チームワーク力の高いチームを表彰したり、表彰内容に該当するメンバーをチーム内から推薦したりするような取り組みが実施できれば、さらなるチームビルディングの向上に繋がるでしょう

 

株式会社IKUSAでは、ニーズに対応したさまざまなチームビルディングイベントを提供しています。チームビルディングの醸成やチームワークの向上を目的としたイベントはもちろんのこと、社内表彰式の催し物としても活用できます。チームビルディングイベントを探している方は、ぜひIKUSAまでお気軽にお問い合せください。

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まとめ

社内表彰制度は、従業員のモチベーション向上や人材育成に効果が期待できる取り組みです。自社独自で導入検討できるため、すでに導入している企業の事例などを参考にしながら、自社に合った表彰内容や、ユニークな取り組みを実施してみてはいかがでしょうか。

 

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