懇親会を盛り上げるには?参加者が楽しみ、交流が生まれる企画・運営のポイント
会社の懇親会を任され、「何をすれば盛り上がるのだろう」「ゲームを用意しても、一部の人しか楽しめなかったらどうしよう」と悩む幹事の方もいるのではないでしょうか。
懇親会を盛り上げるために大切なのは、面白い企画を増やすことだけではありません。まず開催目的を明確にし、参加者に合った企画を選び、普段話さない人同士が関われる席配置や歓談時間をつくることが重要です。司会・音響・当日の進行も、会場の雰囲気を左右します。
この記事では、企業イベントの企画・運営を手がけるIKUSAが、現場で培った知見をもとに、交流が生まれる懇親会の考え方と、幹事が実践できる企画・運営の工夫を紹介します。
目次
懇親会を盛り上げるには、まず開催目的を明確にする

IKUSAが懇親会の企画で最初に重視しているのは、開催の「目的・コンセプトを決めること」です。企業の懇親会では、部署を越えた交流を増やしたい、社員に日頃の感謝を伝えたい、1年を振り返って次年度への意欲を高めたいなど、さまざまな目的があります。
目的が違えば、成功の形も変わります。例えば、部署間交流が目的なら、当日に歓声が上がったかだけでなく、懇親会をきっかけに普段接点のない社員同士が話せるようになったかも大切です。その場で生まれた共通の体験や話題が、日常の業務で声を掛け合うきっかけになることを目指して企画を考えましょう。
一方、社員への感謝や慰労を伝えるのが目的なら、参加者に次々とゲームなどをしてもらう必要はありません。あえて企画を詰め込まず、落ち着いた雰囲気で食事を楽しんでもらうことが適している場合もあります。
まずは「にぎやかにしたい」から一歩踏み込み、参加者にどのような体験をしてほしいのか、その結果どのような状態になってほしいのかを整理しましょう。それが企画や運営を選ぶ基準になります。
参加者が楽しめる企画を選ぶ3つのポイント

クイズやビンゴ、謎解きなど、懇親会で実施できる企画はさまざまです。ただし、人気の企画を選べば、どの企業でも同じように楽しめるとは限りません。IKUSAでは、企画選びの判断基準として「参加者の属性」「交流の深め方」「ルールのわかりやすさ」の3点を重視しています。
年齢層や社風に合った企画を選ぶ
参加者の年齢層が幅広い懇親会では、企画名を聞いた時点で何をするのか想像しやすいことが大切です。例えば、複数の選択肢から一流の品を見極める「格付けバトル」のような企画は、複雑な説明がなくても内容のイメージを共有しやすいという利点があります。
反対に、若手社員が中心で、毎年同じような催しにマンネリを感じている場合には、イマーシブミステリーのような没入型の推理体験など、普段とは違う企画も選択肢になります。
ただし、年齢だけで参加者の好みを決めつけるのは避けましょう。重要なのは、自社の雰囲気や参加者の関心に合っているか、誰もが参加方法を理解できるかという点です。新鮮さを優先するあまり、内容が伝わりにくくなっていないか確認しましょう。
初対面が多い場合は交流の仕方から選ぶ
初対面の社員同士が多い場合は、いきなり自由に話してもらおうとしても、会話のきっかけを見つけられないことがあります。そのような懇親会では、ゲームそのものが話す理由になる企画が向いています。
例えば、謎解きや脱出ゲームなどのチーム企画なら、参加者は共通の課題を解くために自然と意見を交わします。相手のことをまだよく知らなくても「この答えはどう思いますか?」と話しかけやすくなるのが特徴です。
一方、食事をしながらリラックスして会話を広げてほしい場合には、クイズ大会などを交流のきっかけにする方法もあります。答えを考える時間をあえてゆとりのある進行にすれば、チーム内で相談しながら、仕事以外の話題へ会話が広がることも期待できます。
「まず一緒に何かを達成してほしい」のか、「食事と会話を中心にしたい」のか。求める交流の形から企画を選ぶと、当日の過ごし方も設計しやすくなります。
誰でも理解でき、途中から参加しやすいルールにする
懇親会で参加者が楽しみやすい企画の条件の一つが、ルールのわかりやすさです。懇親会には食事や飲み物があり、参加者が席を立ったり、途中から企画に加わったりする場面もあります。
そのため、ルールを長時間説明しなくても参加でき、隣の人からひと言で説明してもらえば流れがわかるような企画は取り入れやすいでしょう。クイズはその代表例です。
もちろん、複雑なルールの企画が必ず悪いわけではありません。ただ、説明時間やサポートするスタッフの数が増える可能性があります。限られた時間の中で多くの人が楽しむ懇親会では、企画の面白さだけでなく、参加しやすさと運営の負担も合わせて考えましょう。
懇親会で交流を生む席配置と歓談時間の工夫

企画が盛り上がっても、普段から仲のよい社員同士だけで話して終わると、部署間交流という目的は十分に達成できないかもしれません。交流を増やしたい懇親会では、誰と同じテーブルになるか、企画の後に話す時間があるかまで考える必要があります。
普段話さない人同士が関わる席・チーム分けにする
部署を越えた交流が目的なら、いつも一緒に仕事をしている人だけでチームを組むのではなく、普段接点の少ない社員が同じテーブルやチームになるように工夫しましょう。
IKUSAでも、交流促進を目的とする懇親会では、普段接点の少ない社員同士を組み合わせることを大切にしています。部署や職種、年齢層などに偏りが出ないよう意識すれば、参加者が新しい相手と接するきっかけをつくれます。
もっとも、単純に無作為に分ければよいわけではありません。会話が始まりやすい関係性か、特定の参加者に負担が集中しないかも考慮したいところです。参加者のことを知っている社内担当者と相談しながら、組み合わせを決めるのがおすすめです。
企画で生まれた会話を歓談につなげる
懇親会のゲームは、その場を盛り上げるだけでなく、社員同士が互いの人柄を知るきっかけにもなります。
例えば、音を聞き分けるクイズを通して、普段は仕事の話しかしていない同僚がバイオリンの経験者だとわかったとします。その発見があれば、後日「あのときのクイズで話していた楽器のことを教えてください」と、仕事以外の話題からも声を掛けやすくなるでしょう。こうした共通の話題を生み出すことが、懇親会での体験を日常のコミュニケーションにつなげるポイントです。
ただし、ゲームに集中する時間ばかりでは、せっかく生まれた話題を広げられません。参加者同士が自由に話せる歓談時間を確保し、企画で気づいたことや一緒に取り組んだ体験について話せる余地を残しましょう。
また、趣味や私生活に関する話を無理に披露してもらう必要はありません。参加者が話したい範囲で、自然に人となりを知れることが大切です。
懇親会を盛り上げる司会・音響・進行のポイント

同じ企画でも、司会の話が会場全体に届くか、どのタイミングでBGMを流すか、歓談とゲームをどう切り替えるかによって、参加者の体験は変わります。幹事が見落としがちな運営面にも目を向けましょう。
MCと音響を連携させ、会場全体の注目を集める
大人数の懇親会では、参加者同士の会話で会場がにぎやかになり、司会の声が届きにくくなることがあります。司会者の声量だけでなく、話す間の取り方や言葉選び、ステージでの所作も、参加者が進行に耳を傾けるかどうかに影響します。
経験のあるMCであれば、場の雰囲気をつくりながら参加者の関心を集められます。一方、司会進行に不慣れな場合は、緊張が伝わったり、説明が聞き取りにくくなったりすることがあります。
そこで役立つのが音響です。例えば、歓談中に流していたBGMを司会の発言に合わせて止める、企画の開始時に効果音を入れるなど、音の切り替えで参加者に「今から注目する時間だ」と伝えられます。司会と音響の担当者が事前に進行を共有しておくことが大切です。
また、参加者への声掛けや自然な掛け合いも、会場の一体感をつくる工夫の一つです。ただし、特定の人をからかったり、答えたくない話をさせたりせず、誰もが安心して参加できる進行を心がけましょう。
タイムテーブルは分単位で組み、余裕を持たせる
懇親会では、挨拶や歓談、食事の提供、企画の開始・終了が互いに影響します。IKUSAでは、時間配分を大まかに決めるだけでなく、分単位で進行表をつくり、各プログラムが予定より延びる可能性も考慮して準備を進めます。
例えば、短い予定だった挨拶や表彰などが想定より長くなると、その後の食事や企画がずれ込む可能性があります。挨拶とゲームの間などに調整できる余地を残し、時間が押したときにどこを短縮するかも考えておくと、当日慌てずに済みます。
全体で2時間の懇親会なら、企画に使う時間は30〜45分程度を一つの目安にするとよいでしょう。残りの時間は乾杯や食事、自由な歓談、締めの挨拶などに使います。企画を詰め込みすぎず、開催目的に応じて会話の時間を十分に残すことが大切です。
大人数では企画よりも伝達・スタッフ体制を整える
30名と200名の懇親会でも、人数だけを理由に企画の種類を大きく変える必要はありません。大事なのは、同じ企画を何人に対しても伝わりやすく実施できるかという点です。
参加人数が多くなるほど、ステージから離れた人にも説明を届ける工夫や、全員が今何をするべきか理解できる進行が求められます。MC・マイク・BGMなどによる場面転換に加え、チーム分けの案内やスタッフの誘導も重要になります。
スタッフの人数は、参加者数だけでなく企画の複雑さによっても変わります。例えば、クイズのように進行が比較的シンプルな企画と、複雑なルールのゲームでは、同じ100名規模でも必要なサポート体制が異なります。大人数だからといって単純に企画を限定せず、その内容を全員へ届ける方法まで考えましょう。
懇親会で避けたい3つの失敗パターン

盛り上げるつもりで用意した企画が、かえって交流を妨げることもあります。企画・運営を設計するうえで、特に注意したいのは次の3つです。
1.参加者が見ているだけの時間が長い
動画を見ているだけ、壇上の一部の人だけが活躍するといった構成では、交流したい参加者が関われないことがあります。全員が答えを考えたり、隣の人と話したりできる場面を用意するとよいでしょう。
2.ゲームを詰め込みすぎて歓談する時間がない
交流を増やすために多くのゲームを入れた結果、参加者がほとんど歓談できず、「ゲームだけで終わってしまう」こともあります。企画が終わってから参加者同士が会話できる時間も、予定に組み込みましょう。
3.一部の人しかわからない内輪ネタに偏る
特定の部署や仲のよい社員だけが理解できる話題が続くと、ほかの参加者は入りにくくなります。クイズのテーマや司会の掛け合いは、幅広い参加者が理解できる内容にすることが大切です。
なお、食事中心の懇親会や映像演出そのものが悪いわけではありません。社員への感謝や慰労が目的なら、落ち着いて食事を楽しむことが正解の場合もあります。「何のための懇親会か」に照らして、企画の量や見せ方を決めましょう。
100名規模の懇親会ならプロはどう設計する?

100名規模の懇親会では、企画を考えるだけでなく、会場・司会・音響・食事・参加者への案内など、同時に進める作業が増えます。IKUSAでは、こうした懇親会を一つのプロジェクトと捉え、作業ごとに担当者と期限を決めて進行管理することを重視しています。
具体的には、次のような項目を事前に確認しておくと、当日の進行まで見通しやすくなります。
| 確認項目 | 具体的に決めること | 主な確認相手 |
| 目的・参加者 | 交流・感謝などの目的、参加人数と関係性 | 幹事・社内関係者 |
| 会場・席配置 | 見やすさ・聞きやすさ、普段話さない人の組み合わせ | 会場担当・参加者管理者 |
| 企画・コンテンツ | 企画内容、ルール、必要備品、参加方法 | 企画担当・運営担当 |
| MC・音響 | マイク、BGMと効果音、場面転換の合図 | 司会者・音響担当 |
| 時間・食事 | 企画と歓談の配分、挨拶の予備時間、食事提供 | 幹事・飲食担当 |
| 当日の役割 | 受付、進行、連絡体制、撤収と担当者 | 社内担当・運営スタッフ |
特に、やることを幹事一人で抱え込まず、社内の承認や出欠確認を担当する人、会場・音響・進行を調整する人などを決めておくことが重要です。ガントチャートのように「何を・誰が・いつまでに」を一覧にすると、準備の抜け漏れに気づきやすくなります。
当日の時間配分も、企画に使う30〜45分を一つの目安としながら、食事や歓談、挨拶の時間を確保しましょう。これはあくまで100名規模を想定した準備の考え方であり、会場やプログラムによって必要な人員・進行は変わります。
懇親会の企画・運営ならIKUSAにご相談ください
懇親会の盛り上がりは、企画の面白さだけで決まるものではありません。参加者にどのような体験をしてほしいかを考え、自然に交流できる仕掛けをつくり、司会・音響・時間配分まで整えることが大切です。
株式会社IKUSAでは、開催目的や参加者の人数・属性に合わせた企画提案から、会場・食事の手配、司会進行、当日の運営まで相談できます。すべてが決まっていない段階でも、「部署を越えた交流を増やしたい」「いつもと違う懇親会にしたい」といった希望を伝えるところから始められます。
開催目的、おおよその人数、参加者の関係性、希望する雰囲気、日程、予算などを共有いただければ、状況に合わせた企画や運営方法をご提案します。企画が決まっている場合も、進行や音響などの運営面からご相談ください。
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IKUSAでは、年間1000件以上のユニークなチームビルディング・レクリエーション・懇親イベントを企画・運営しています。ご相談は無料です。内容が固まっていなくてもお気軽に「やりたいこと」をお聞かせください。
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この記事を書いた人
ビジメシ編集部
ビジメシでは、お食事の手配に悩む幹事様に向けた、お役立ち情報をご紹介しています。オンラインイベントでのフード宅配からケータリング、BBQまで、お食事手配はビジメシにお任せください!懇親会やレクリエーション、研修、ランチミーティングなど、あらゆるビジネスシーンでのお食事手配をサポートいたします。


