餅つき企画を成功させる方法とは?流れ・注意点・盛り上げ方を解説
餅つきは、もともと子孫繁栄や一族の繁栄を願うために行われてきた、日本ならではの伝統行事です。古くから稲は神聖なものとされ、お米は生命力の象徴と考えられてきました。米をついて作られる餅は、その力強さから祝い事や特別な日に食べられる存在となり、鏡餅のように神様へ感謝を捧げ、新たな力を授かる意味も持っています。
家族や地域が一体となって餅をつくことで結束を深め、食を通じて力を分かち合う行事でもあります。こうした背景から、餅つきは現代においても人と人とのつながりを生む企画として受け継がれてきました。
近年では、その「一体感」を活かし、企業イベントや社内行事の企画としても注目されています。屋内外を問わず実施でき、ホテルの宴会場や貸し会議室、イベントスペースなど、飲食が可能な会場で開催することが可能です。
本記事では、餅つき企画の概要や餅つきの流れ・役割、餅のおいしい提供方法、実施する際の流れや注意点について詳しく解説します。
餅つき企画とは

餅つき企画とは、もち米を蒸す工程から、臼と杵を使って餅をつき、完成した餅を味わうまでの一連の流れをイベントとして楽しむ企画です。
餅を食べるだけではなく、「つく」、「返す」、「声を掛け合う」といった共同作業そのものがコンテンツとなる点が特徴です。力強く杵を振るう音や掛け声、立ちのぼる湯気など、視覚・聴覚・嗅覚を刺激する演出により、会場全体に一体感が生まれます。
企業イベントでは、ケータリングのように料理を受け取るだけの形式と異なり、自然と参加者同士の会話が生まれ、役割を分担しながら関わるため、コミュニケーションが活性化しやすいことが魅力です。
また、部署や役職の垣根を越えて協力する場面が生まれやすく、懇親会や周年イベントなどの社内行事にも適しています。さらに、写真や動画を撮影しやすく、イベント後の社内共有や広報素材としても活用しやすい点もメリットの1つです。
餅つき企画は、専門のイベント会社に依頼して実施する方法のほか、臼や杵、蒸し器などの備品を用意し、自社で企画・運営することも可能です。ただし、重量物を扱うための安全管理や、食品を提供するうえでの衛生管理には十分な配慮が求められます。参加者が安心して楽しめる環境づくりが重要となるため、事前準備や運営体制を構築しましょう。
餅つきの基本的な流れ

一見単純な作業のように見える餅つきですが、大きく分けて4つの工程があります。各工程を順番に進めることで、安全かつおいしい餅を完成させることができます。イベントとして実施する際には、この流れそのものを「見せる・体験させる」ことで、会場が盛り上がります。
もち米を蒸す
最初に行うのが、もち米を蒸す工程です。前日にもち米を洗って浸水させ、当日は蒸し器でしっかりと蒸し上げます。蒸し時間が足りないと粘りが出にくく、逆に蒸しすぎると水分が多くなり、餅の仕上がりに影響します。蒸し上がった際に立ちのぼる湯気や香りは、イベントの雰囲気を一気に高める演出ポイントにもなります。
臼に移し、杵でつく
蒸し上がったもち米を臼に移し、杵でついていきます。最初は粒を潰すようにゆっくりつき、次第にリズムよくついて粘りを出していくのが基本です。この工程が最も迫力があり、参加者の注目を集めやすいため、ショー性の高い場面といえます。
つき手の力強い動きと、周囲の掛け声が合わさることで、会場に一体感が生まれます。
形を整える
十分に粘りが出たら、餅を取り分けて形を整えます。丸めたり、食べやすい大きさに分けたりする工程で、どの参加者でも体力の有無を問わず、体験しやすい工程でもあります。衛生面に配慮し、手袋を着用したうえで作業を行うことが重要です。
提供・配布する
最後に、完成した餅を参加者に提供します。きなこ、あんこ、砂糖醤油など複数の味付けを用意すると、満足度が高まります。つきたての餅をその場で味わえることは、餅つき企画ならではの魅力です。
餅つきの役割分担

餅つきは臼と杵を使うため、見た目以上に危険が伴う作業です。安全性を確保するためには、事前に役割分担をしておくことが重要です。
つき手
つき手は、杵を使って餅をつく中心的な役割です。力強く杵を振り下ろすため、ある程度の体力と集中力が求められます。リズムよくつくことで、餅にしっかりと粘りが出るだけでなく、見ている側にも迫力が伝わります。
企業イベントでは、経験者やスタッフが最初につき方の見本を見せ、その後、参加者が交代で体験できる形式がよく採用されます。短時間ずつ交代制にすることで、安全を保ちながら多くの人が参加でき、イベントへの没入感も高まります。また、つき手が変わるタイミングは、写真撮影や掛け声が盛り上がりやすく、演出面でも効果的です。
返し手
返し手は、つき手が杵を振り下ろす合間に餅を返し、水を付けて粘りや温度を調整する役割です。餅つきの中で最も重要かつ危険を伴うポジションであり、つき手との息が合っていなければ事故につながる可能性があります。
そのため、返し手は基本的に餅つきの経験があるスタッフや専門業者が担当するのが一般的です。イベント中は、参加者が安易に臼の中に手を入れないよう注意を促しながら、全体の進行をコントロールする役割も担います。返し手の動きがスムーズであるほど、餅の仕上がりが良くなり、全体の進行時間も安定します。
周囲のサポート役
周囲のサポート役は、餅つき企画を円滑に進めるための縁の下の力持ちです。具体的には、掛け声をかけて場の雰囲気を盛り上げたり、参加者の動線を整理したり、危険な行動がないかを見守ったりします。
見学者が臼の近くに集まりすぎると事故のリスクが高まります。そのため、一定の距離を保つよう声かけを行い、必要に応じて立ち位置を誘導することが重要です。また、餅を取り分ける準備や消毒の案内など、衛生面をサポートする役割も含まれます。
このように、つき手・返し手・周囲のサポートがそれぞれの役割を理解し、連携することで、安全性と盛り上がりの両立が可能になります。餅つき企画担当者は、当日の配置や人員体制を事前にイメージしておきましょう。
使用する主な道具

餅つき企画で使用する代表的な道具は以下の通りです。
- 臼
- 杵
- 蒸し器
- もち米
- 手袋・消毒用品
- 餅を取り分けるためのトレーや器具
会場の広さや参加人数によって、臼や杵の数、蒸し器の容量は異なります。事前に必要数量を洗い出し、当日の不足がないよう準備しておきましょう。
【豆知識】なぜ餅つきには掛け声が必要?
餅つきの掛け声には、単にタイミングを合わせる以上の意味があります。
つき手と返し手の呼吸をそろえ、安全に作業を進めるための合図であると同時に、周囲の参加者を巻き込み、場の雰囲気を盛り上げる効果があります。
掛け声があることで自然と笑顔や拍手が生まれ、イベントとしての一体感も出ます。
餅のおいしい食べ方・提供方法

餅は、つきたてならではの柔らかさや香り、もち米本来の甘みを楽しめるのが最大の魅力です。餅つき企画では、この「つきたてのおいしさ」をいかに味わってもらうかが、参加者の満足度を左右する重要なポイントとなります。
定番からアレンジまで幅広い味付けをする
定番の食べ方として人気が高いのは、きなこ餅、あんこ餅、しょうゆ餅です。甘い系としょっぱい系をバランスよく用意することで、好みが分かれる参加者にも対応しやすくなります。特に企業イベントでは、年齢層や性別が幅広いため、複数の味を用意して「選べる楽しさ」を演出するのがおすすめです。
また、地域性やイベントのテーマに合わせて、磯辺焼き風や大根おろし、みたらし風のタレなどを取り入れると、話題性が高まり、会話のきっかけにもなります。味付けのバリエーションは、参加者の記憶に残りやすくなります。
提供タイミングと量を工夫する
餅は、時間が経つにつれて硬くなりやすい食材です。そのため、一度に大量につくのではなく、少量ずつついて提供する運営方法が効果的です。常につきたての状態を保つことで、参加者は「今しか味わえない特別感」を感じることができます。
また、提供するサイズも重要です。企業イベントでは、食事のメインではなく交流を目的とするケースも多いため、ひと口〜ふた口サイズにすることで、食べやすく、無理なく楽しんでもらえます。複数回おかわりできる形式にすると、自然と列ができ、参加者同士のコミュニケーションも生まれやすくなります。
衛生面やアレルギーに配慮する
餅の提供にあたっては、衛生管理が欠かせません。取り分け作業は必ず手袋を着用し、アルコール消毒を徹底します。また、トングや専用スプーンを用意し、素手で触れない運用にすることで、参加者の安心感も高まります。
また、アレルギー表示や原材料表示への配慮も重要です。もち米、きなこ(大豆)、あんこ(小豆)、しょうゆ(小麦・大豆)など、使用している原材料を事前に案内したり、提供場所に掲示したりすることで、参加者が安心して参加できます。事前にアンケートを取り、配慮が必要な人を把握しておくことも重要です。
「体験」と「食」を一体化させるように工夫する
餅つき企画の魅力は、食べるだけでなく「つく体験」とセットで楽しめる点にあります。自分や同僚がついた餅をその場で味わうことで、体験価値が高まり、イベント全体の満足度も向上します。提供時に簡単な説明や掛け声を入れることで、場の一体感をさらに高めることも可能です。
このように、餅のおいしい食べ方や提供方法を工夫することで、餅つき企画は単なる飲食提供ではなく、記憶に残る企業イベントになります。
餅つき企画を実施する際の流れ・注意点

餅つき企画を実施する際の流れ
餅つき企画を実施する際の基本的な流れは以下の通りです。
- 会場手配
- 食材・備品の手配
- スタッフ・人員手配
- 餅つき企画の実施
以下では、外注しない場合を想定した流れを紹介します。
会場手配
まずは、餅つきが可能な会場を探します。屋内の場合は床や壁の汚れ対策が必要となるため、事前に管理者へ確認することが重要です。屋外の場合は、天候リスクも考慮しましょう。
食材・備品の手配
もち米や調味料、臼・杵などを手配します。人数に応じた量を見積もることが重要で、余裕をもって準備しておくと安心です。
スタッフ・人員手配
餅つきを安全に行うためには、進行役やサポートスタッフの配置が欠かせません。特に、子どもが参加するイベントでは、安全管理を徹底する必要があります。
餅つき企画の実施
当日は、搬入・設営から始まり、餅つき体験、提供、撤収までを計画的に進めます。ゴミ処理や清掃についても、事前に会場側と確認しておきましょう。
絶対に盛り上がる餅つき企画ならIKUSA
株式会社IKUSAは、体験型エンターテインメントを組み合わせた餅つき企画を提供しています。
プロのMCによる進行や、チーム対抗のミニゲームを組み込むことで、参加者同士のコミュニケーションを自然に促進します。また、企画立案から食事の手配、会場設営、当日の運営までをトータルでサポートするため、企画担当者の負担を大きく軽減できます。
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まとめ

餅つき企画は、参加型で盛り上がりやすく、企業イベントに適したコンテンツです。社員同士の交流を深め、一体感を生み出す効果が期待できます。
株式会社IKUSAは、年間1450件以上の企業イベントを企画・運営しており、コミュニケーション促進につながる体験型コンテンツを100種類以上提供しています。餅つき企画の実施を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
この記事を書いた人
ビジメシ編集部
ビジメシでは、お食事の手配に悩む幹事様に向けた、お役立ち情報をご紹介しています。オンラインイベントでのフード宅配からケータリング、BBQまで、お食事手配はビジメシにお任せください!懇親会やレクリエーション、研修、ランチミーティングなど、あらゆるビジネスシーンでのお食事手配をサポートいたします。

