内定辞退の主な5つの理由│内定辞退率を下げるポイント・アイデア・おすすめの企画を紹介
採用活動を通じて人材を確保しても、内定辞退が起こると企業側も大きな損失を受けてしまいます。
本記事では、内定辞退率を下げたい採用担当の方に向けて、内定辞退の主な理由、内定辞退が起こる時期、内定辞退率を下げるポイント、アイデア、社内イベントにおすすめの企画をそれぞれ紹介します。
内定辞退の主な理由
まずは、学生が内定を辞退する理由について解説します。
志望度の高い会社から内定が出た
学生の就職活動は、第1志望の1社のみだけ受けるのではなく、いくつもの会社の選考を受ける学生がほとんどです。自社よりも志望度の高い会社から内定が出た場合にはそちらを選ぶため、その他の会社の内定を辞退するケースが多くあります。
希望する雇用条件に合わない
内定をもらったものの、給与や勤務地、業務内容、福利厚生などの雇用条件が合わないと感じて内定を辞退することがあります。また、複数の内定を持っている場合では、希望する雇用条件に合う会社が選ばれることも十分に考えられます。
採用面接時の印象が悪かった
就職活動や採用面接などで、人事担当や面接官に悪い印象を覚えてしまい、内定をもらったとしても辞退につながることがあります。
内定から入社までの期間が長く不安を覚えた
内定をもらってから入社までの期間が長く空いてしまい、その間に「本当にこの会社でいいのか」「他にもっと合う会社があるのではないか」と悩んでしまうことがあります。
あるいは、内定後に自社のことをさらに詳しく調べたところ、よくない評判ばかりを見聞きした、などといった理由で内定辞退につながることがあるので、評判には十分注意しましょう。
社風・環境面が合わない
就職活動を通して、社風や労働環境が自分には合わないと判断し、内定を辞退するケースです。入社を志望していたものの、当初に思い描いていた企業イメージと現実とのギャップが大きいと、内定辞退につながってしまうことがあります。
【時期別】内定辞退が起こる理由と対策
ほぼ1年を通して内定辞退は起きますが、その時期ごとに内定辞退の理由は異なります。ここでは、内定辞退が起こる理由と対策を、時期ごとに解説します。
4月〜6月
新年度が始まって早々に内定(内々定)が決まった場合、学生はまだ、本命企業の採用選考の最中である可能性が高いです。学生は複数の採用選考を同時並行で進めているので、志望度の低い会社へは早々に内定辞退をすることが考えられます。
この時期では、内定承諾までの猶予期間を長めに設けたり、自社への理解を深めてもらえるような取り組みを行なったりして、学生に考える時間を与えるのが効果的です。
7月〜9月
新年度が始まってからしばらく経つと、業界・業種を問わずに内定(内々定)を出す会社が増加します。この時期では、学生は第1志望の会社から内定が出たら、その他の会社は辞退する傾向にあります。
この時期では、自社の内定者の人数も徐々に増加するため、内定者を集めた懇親会などのイベントを開催することで、内定までの間で学生のフォローに取り組むことが効果的です。
10月〜1月
経団連(日本経済団体連合会)が定めた10月1日以降に正式に内定を出し、内定式を実施する会社が多くあります。しかし、その後も内定者へはしっかりとしたフォローを行わないと、入社までの不安感や、他社の選考状況によって内定辞退が起こることも考えられます。
この時期では、内定式後も継続的に学生と関わる機会を作り、入社前の不安感を解消できるような取り組みを実施しましょう。
2月頃
入社直前になって、入社することへの不安感が増して、内定辞退が起こってしまうことがあります。また、学生の中には1年間の就職活動が実らず、もう1年間就職活動を行う方もいれば、大学院へ進学するなどの理由で辞退するケースも発生しやすい時期です。
この時期での内定辞退を避けるには、学生がどのような基準で就職活動を行っているのかを事前にしっかりと把握し、入社前のフォローや面談などを適宜取り入れることが大切です。
内定辞退率を下げる方法
内定辞退を未然に防ぐには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、内定辞退率を下げる方法を解説します。
こまめな連絡を行う
こまめな連絡を行うことは、学生から自社へ好印象を持ってもらえます。会社説明会や次回の面接日程、その他の諸々のアナウンスなどは、こまめに連絡しましょう。
さまざまな会社の採用活動に挑む学生としても、次回のスケジュールが早めにわかれば、それだけスケジュール管理もしやすくなり、優先して自社の採用活動に挑んでもらえるようになります。
結果の連絡は早めに行う
面接や採用などの結果は早めに行いましょう。たとえば、最終面接後に即日で採用決定の連絡を送れば、内定者からも「採用の本気度」や「自社が自分を必要としている」と感じてもらえるでしょう。
内定後の継続的なフォローを行う
内定後から入社まで期間が空く場合には、学生との接点を継続的に設けることが、内定辞退の防止に効果的です。たとえば、内定者交流会や食事会などがおすすめ。入社まで継続的にフォローすることで、内定者と会社側との信頼関係の構築につながります。
正しい情報発信を行う
内定後のミスマッチを避けるため、自社のホームページや求人情報サイトなどに載せている雇用情報、福利厚生などは正しく発信しましょう。事実とは異なる情報や曖昧な情報を載せると、それだけで学生に不信感を与えてしまい、自社に対してのマイナスな印象を持たれてしまいます。
求める人物像を具体化する
自社の社風や働く環境に合うかどうか、いわゆるカルチャーフィットのミスマッチを避けることも、内定辞退を防ぐには大切です。採用活動を進めていくうえで、会社側と学生側の双方にミスマッチが起こらないように、自社の求める人物像は可能な限り具体化することが望ましいでしょう。
内定者同士の交流機会を設ける
社会経験の浅い学生は、入社後の仕事や生活に多少たりとも不安を抱えています。学生の不安を取り除く取り組みとして、入社前に内定者同士の交流機会を設けましょう。
内定者同士、あるいは先輩社員や人事担当との交流を経て、入社前の不安解消や社内交流の促進に効果が期待できます。
人事担当・面接官の育成を行う
先述したように、学生の中には「企業イメージが悪くて内定を辞退する」という方が存在します。採用活動や面接などで学生から自社への悪いイメージがつかないように、採用活動に携わる人事担当の教育にも積極的に取り組みましょう。
会社の顔となる人事担当として、「どのような心構えで面接に挑めばいいのか」「学生とのやり取りで気を付けることは何か」などといったことを学んで身につけることが、結果として自社の採用力向上にもつながります。
内定辞退率を下げるアイデア10選
内定辞退率を下げる具体的なアイデア10選を紹介します。
オフィス見学
内定者を自社オフィスへ招き、職場環境や働き方を実際に見てもらいます。日々の先輩社員の仕事の様子などを知ってもらい、入社後に自分がこのオフィスで働くイメージを持ってもらうことは、入社前にある漠然とした不安の解消にも効果的です。
その他にも、自社の持つ工場や実店舗などへの見学を実施することで、さらなる企業理解につながります。
食事会・交流会
自社オフィスやイベント会場などを使って、内定者同士での食事会や交流会を開催します。食事を囲み、カジュアルな雰囲気でコミュニケーションを図ることで、内定者同士での横のつながりを構築できるようになるでしょう。
内定者懇親会
食事会・交流会よりも規模を大きくして、内定者懇親会を開催する方法があります。食事や交流はもちろんのこと、役職者や先輩社員、人事担当と関わる機会を設けることで、内定者のモチベーション向上や、入社までの不安の解消につながります。
なお、内定者懇親会の開催時期に明確な決まりはありません。たとえば、4月〜9月までに1回、10月1日の内定式後に1回、翌年の1月〜2月ごろまでに1回の頻度で開催すれば、入社までに継続して内定者と会社との交流機会を作ることが可能です。
カジュアル面談
内定者と人事担当とで1対1の面談を行います。採用面接のようなオフィシャルではなく、あくまでもカジュアルな雰囲気で面談をすることで内定者が各々の抱える不安や疑問を解消し、入社まで継続的にフォローします。
インターン制度の導入
4月の入社よりも前に、インターン制度を使って実際に自社で働いてもらいます。内定者側は早期から仕事や職場に馴染むことができ、会社側も人材確保につなげられるため、お互いにWin-Winの関係を築けるでしょう。
体験入社
インターン制度までとはいわないけれど、1日〜数日間の体験入社を実施する方法もあります。体験入社では、がっつりと業務に打ち込むのではなく、1日の業務の流れや職場環境の雰囲気を知ってもらうことが主な目的です。
自社のブランディング強化
自社のブランディングを強化することも、内定辞退の防止につながります。競合他社にはない、自社オリジナルの魅力を内定者へ訴求することで、「この会社に入りたい」と思ってもらえるようにしましょう。結果として内定防止に大きな効果が期待できます。
定期的な連絡・交流
内定後も定期的な連絡や交流の機会を設けることが、最もポピュラーな内定辞退の防止策です。
たとえば、自社の新製品が発売されたらメールでアナウンスをしたり、定期的に内定者交流会を開催したりする方法が有効でしょう。内定者と会社との接点を作ることで、結果として内定者フォローへとつながります。
社内イベントへの招待
自社が開催するイベントに内定者を招待します。社内向けのイベントであれば先輩社員との交流の場になり、社外向けのイベントであれば自社の取り組みをさらに理解するきっかけとなるでしょう。
オンラインコンテンツの充実化
自社のホームページや公式SNSなどのコンテンツを充実化させることは、自社ブランディングの強化につながります。
たとえば、ホームページに先輩社員のインタビューやオフィス案内などを載せたり、SNSで商品PRなどをしたりすることで、自社への理解をさらに深めてもらえるでしょう。
内定者フォローにおすすめの企画
最後に、社内イベントや内定者懇親会などにおすすめの企画を紹介します。
格付けバトル
格付けバトルは、俳句・紅茶・絵画・牛肉の4つのジャンルの中から、それぞれ“一流の品”を見極めてもらうゲームです。
紅茶と牛肉は実食できるので、見たり、食べたり、嗅いだりしながら、どれが一流の品かを当ててもらいます。リアルタイムで回答を集計するので、まるでテレビ番組に参加したような気分を楽しめます。今までにないユニークな企画を探している方は、ぜひ格付けバトルをご活用ください。
ゴチバトル
ゴチバトルは、高級アラカルト料理4品を参加者に実食してもらい、各料理の値段と、合計金額を当ててもらうゲームです。ゲームの進行はプロのMCに任せられるので、参加者はテレビ番組に出演しているような気分を味わいながら、ゲームを楽しめます。
参加者同士で同じ料理を食べながら、値段を相談したり、感想を伝え合ったりすれば、自然と会話も広がるでしょう。食事とゲームを一緒に楽しみたい場合にも、ゴチバトルがおすすめです。
なお、格付けバトル、ゴチバトルはどちらもオンライン開催が可能です。オンラインイベントでの検討をしている方も、お気軽にご相談ください。
チームビルディングBBQ
チームビルディングBBQは、株式会社IKUSAが開発した、企業イベント向けのBBQサービスです。BBQの開催にあたって煩わしい器材や食材の準備、会場の手配、火おこし、後片付けなどを、すべて一貫して専任スタッフに任せられます。参加者や幹事さまは手ぶらでOK。BBQ会場に来るだけで、手軽に美味しいBBQを楽しめます。
さらにチームビルディングBBQでは、メンバー同士のチームワークを高められるユニークなアクティビティがセットになっています。美味しいお肉を楽しみつつも、チームワークやコミュニケーションの向上ができる、唯一無二のBBQサービスです。
チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、スポンジ製の刀と、「命」と呼ばれるボールを使って楽しむ合戦アクティビティです。「刀を使って相手の肩についたボールを落とす」というシンプルなルールであり、運動が苦手な方でも楽しめます。
チャンバラ合戦-戦IKUSA-は、参加者を複数のチームに分けて合戦を行います。「相手チームを倒す」という共通の目標を持って合戦に挑むことで、チームワークの向上やコミュニケーションの促進につながるでしょう。大人数でも実施可能な、誰でも気軽に楽しめるアクティビティとしておすすめです。
謎解き脱出ゲーム
謎解き脱出ゲームは、制限時間内に与えられた謎を解き、ゲームクリアを目指す謎解きゲームです。会議室程度の広さが確保できれば開催でき、体力や運動を伴わない企画として気軽に楽しめます。
チームで謎を解いていくには、メンバー同士の協力が必要不可欠。ときには相談したり、ときには教え合ったりしながらゲームを進めていく中で、自然とチームワークも深まるでしょう。謎解きは初対面同士でも楽しめるので、内定者向けのイベントとしてもご活用いただけます。
リモ謎
オンラインで楽しめる企画を探している方におすすめなのが、オンライン謎解きゲームのリモ謎です。パソコンとオンラインへの接続環境があれば、どこからでもゲームに参加できます。リモ謎は、参加者が物語の主人公となって、チームで協力して謎を解き、クリアを目指すゲームです。
メンバー同士で協力しなければ解けない謎が出題されるので、オンライン上でも自然と会話やコミュニケーションが促進されます。謎を解いていく中で、チームワークや役割分担の大切さを理解してもらうことができ、社会人として求められるチームビルディング力の醸成に効果的です。
クイズ・ビンゴ大会
株式会社IKUSAの提供する「クイズ・ビンゴ大会」は誰でも気軽にスマホで参加できるシステムを導入しています。
自身のスマートフォンからクイズシステムや会場のスクリーンで表示されるクイズにスマートフォンで回答します。
ビンゴ大会の場合はQRコードやURLにアクセスするだけで簡単にビンゴカードを配布されビンゴマシーンが出した数字を自動でビンゴカードに反映することができます!
気軽に大人数で盛り上がることができ、誰でもわかるシンプルなシステムを導入しているため全員参加型の絶対に盛り上がるイベントを探している方にオススメです。
また、個人戦だけでなくチーム戦で開催することも可能ですので、参加者のチームワークを高めたいという場合にもご活用いただけます。
まとめ
内定辞退は企業の採用活動におけるひとつの課題です。今回紹介したように、内定辞退の理由を理解し、内定辞退を防止する対策に取り組むことが、内定辞退率を下げることにつながります。
内定者フォローに向けた取り組みとして、内定者懇親会や交流会などの社内イベントを企画する際には、大人数でも楽しめるIKUSAのコンテンツがおすすめです。IKUSAでは、内定者フォローの企画から、内定者フォローイベントの運営、懇親会の食事の手配、司会進行のすべてを任せられます。
このようなイベントや企画に悩まれている方は、ぜひ一度、お気軽にIKUSAまでお問い合わせください。イベント運営のプロが、自社のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。
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この記事を書いた人
ビジメシ編集部
ビジメシでは、お食事の手配に悩む幹事様に向けた、お役立ち情報をご紹介しています。オンラインイベントでのフード宅配からケータリング、BBQまで、お食事手配はビジメシにお任せください!懇親会やレクリエーション、研修、ランチミーティングなど、あらゆるビジネスシーンでのお食事手配をサポートいたします。